料理道具研究家の荒井康成さんが、愛用する調理道具で和食の基本である「五色五法※」のお弁当を作ってくださいました! プロの目で選び抜かれた調理道具は、素材本来の力を引き出してくれるから、料理の腕がぐんと上がったような気分になれそうです。
教えてくれたのは
荒井康成さん/料理道具研究家
輸入雑貨商社、外資料理道具メーカーを経て日本初の「料理道具コンサルタント」に。食の情報誌でコラム執筆やスタイリングを行い、企業の販促物なども数多く担当。食の学校「レコール・バンタン」で講師としても活動中。
愛用ツール【1】
日々道具 土佐きよら
弧まな板L(スタンド付)
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W42×H28×D0.9㎝ ¥4,500(ワイ・ヨット)
四万十ひのきは水切れがよく、耐久性も◎。防菌、防カビ効果があるのでまな板には最適な素材。薄く軽いのも魅力。
お手入れしながら大切に使いたい
理想の木製まな板!
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黒ずまないコツは週に一度オリーブオイルを塗ってコーティングすることだそう!
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軽く、薄く使いやすい。 熱湯消毒&オイルで黒くならず、清潔に使える。
愛用ツール【2】
ル・クルーゼ鍋
ココット・エブリィ 20(コットン)
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φ19(取っ手含む25)×H19×D13.5㎝ ¥25,000 ココット・エブリィ 20インナーリッド φ18.5×H2.5㎝ ¥2,000(ともにル・クルーゼ)
日本人のライフスタイル、食文化を徹底研究してフランスの職人と一緒に開発した「ご飯が炊ける鍋」。別売りのインナーリッドは吹きこぼれを防いでくれる。
踊り炊き効果でご飯がふっくらつやつやに!
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炊きたての五穀米もふっくら。
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羽釜に似た形状とインナーリッドで、踊り炊きができ、 お米が美味しく炊けます。
愛用ツール【3】
タテ型ピーラー
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19㎝ ¥1,000(OXO〈オクソー〉)
刃を動かすのでなく、野菜のほうを回すという発想で、使いやすさを追求した縦型のピーラー。手によくフィットし、ステンレススチールの刃の切れ味もいい。
手になじむからラクにむける!
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包丁の感覚で丸い形状の野菜や果物も簡単にスルスルむける♪
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かたいゴボウもご覧の通り!
\ご紹介した調理道具でお弁当が完成!/
ル・クルーゼで五穀米を炊き、おかずは玉子焼き、味噌ごま和えなどで和食の基本「五色五法※」弁当のできあがり。
※「五色五法」とは「白、黒、赤、青(緑)、黄」の五色と「生(切る)・煮る・焼く・揚げる・蒸す」の五つの調理法を用いた日本料理。
※玉子焼き、ごま和えに使用した調理道具は前回記事をご覧ください。
昔ながらの道具のよさはそのままに、すぐれた機能とデザイン性がプラスされているから、今の暮らしにフィットするんですね。大切に使いたくなる調理道具で毎日の台所仕事もほんの少し丁寧になって心地よく過ごせそうです。
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撮影/久保嘉範、平林直己(BIEI)、山下忠之 取材・文/湊谷明子 編集/八代恵美子(atrio) 構成/Mart編集部
2020年6・7月合併号
はかどる!ときめく!暮らしの道具セレクション より