【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 44本目/100
「春巻きは楽しい」「春巻きは簡単で美味しい」をモットーに、毎週1本ずつご紹介する「ハルマキ100本ノック」 まだまだ100本達成への道のりは遠いですが、日々の暮らしのなかで春巻きが、皆さんの身近な存在になったら嬉しいです。巻いて欲しい素材のリクエストやご質問なども大歓迎。([email protected])まで、いつでもお待ちしています。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
44/100
葡萄と6Pチーズ、アーモンドの春巻き
苺大福の出現には、さほど驚かなかった私でしたが、マスカット大福には痺れました。大福史上に残る傑作でしょう。美味しさの秘訣は、苺にはない皮の存在。葡萄の薄い皮が、求肥の中でプチンと弾けた時の軽い衝撃と果汁。皮にはほのかな渋みがあるから大人の味になっていて。菓子を超えて「つまみ」になる、そんなコツを大福で学んで春巻きにしてみました。
【材料】3本分
- 巨峰など好みの葡萄 9粒
- 6Pチーズ 3個
- アーモンド 15粒
- 春巻きの皮 3枚
- サラダ油 大さじ4
【作り方】
1.葡萄は皮ごと半分に切り分け、種がある場合は取り除く。6Pチーズは三角形に6等分にする。アーモンドは包丁の背で潰す。
2.春巻きの皮の上に、葡萄を横一文字に置き、カーブを埋めるようにチーズをはめ込み、上にアーモンドを散らす。
3.フライパンにサラダ油を入れ、弱めの中火で熱したら春巻きを並べ、そのままの火加減で揚げ焼きする。
4.全体が美味しそうなキツネ色になったら、油をよく切り、半分に切り分ける。
【ポイント】
溶けないチーズを使うことがポイントです。なので、熱すると溶けるナチュラルチーズではなく、プロセスチーズを使います。私は6Pチーズが最高と思っていますが、お好きなものを使ってください。
【動画でも作り方を公開しています】
【バックナンバー】
25本目:グリーンアスパラガスと、その皮、ちりめんじゃこの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子