【超簡単セルフ小顔術】が40代のたるみに効く!予約の取れない人気エステティシャンが伝授
大人のSTORY世代を悩ませる、避けては通れないエイジングサイン、それは顔の“たるみ”。鏡を見る度に憂鬱になるけれど、最初から美容医療に頼り切りになるのも気が引ける……という人も多いはず。
そんな方におすすめなのは、日常生活の中で簡単にできる小顔術。セルフマッサージで顔を正しい位置に戻せば、たるみを解消して小顔に導くことができるんです。そこで、いま最も予約が取れないと話題のエステティシャン三澤順子さんに、すき間時間に”ながら”でできる小顔術と、余裕がある日に”しっかり”ケアする小顔術を教えていただきました。
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教えてくれたのは...パーソナルトレーナー・エステティシャン・整体師 三澤順子さん
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東京・麻布十番のカスタムケアサロン「Lieb」、バストケアサロン「EDEL」を主宰。自身が経営するサロンにて、ピラティス、ヨガ、パーソナルストレッチ、エステ、整体、筋力トレーニングを掛け合わせ、独自の理論で身体を根本改善するメソッドを提供。多くのモデル、タレント、俳優、スポーツ選手からも支持を集める。著書に『セルフ小顔 予約のとれないエステティシャンが教える一生使えるテクニック』(サンマーク出版刊)。
年齢を重ねると、どんどん顔の余白が大きくなる理由
顔の余白が広がっていく原因の1つは、加齢とともに骨の周辺に老廃物が付着してしまうこと。体重が増えているわけではないのに、年々顔が大きくなったように感じるのはこのためです。さらに、日常生活の中でむくみやすい食事や運動不足が重なると、老廃物が流れず蓄積し、どんどん顔の余白が大きくなっていきます。
また、スマホの見過ぎやデスクワーク中心のライフスタイルによって、気づかないうちに筋肉が収縮。首の筋肉が縮んだ状態で凝り固まると顔が下に引っ張られ、”たるみ”ができてしまうのです。筋肉がこわばると血流も悪くなるため、コラーゲンが生成されずますます弾力のない”たるみ”肌に。
—小顔への第一歩は、まず"ほぐす"ことから
たるみケアの最初のステップは、まず筋肉を”ほぐす”こと。溜まった老廃物を流れやすくし、リフトアップに向けた準備運動をしてベースをつくることが大切です。筋肉がほぐれることで血流がアップし、むくみの軽減にもつながります。筋肉のこわばりが取れると下に引っ張られていた顔が元の正しい位置に戻るので、目も開きやすくなり全体的にリフトアップ。フェイスラインが引き締まり、たるみが目立たなくなっていきます。
—首コリへのアプローチが、たるみケアのカギ
顔に一番近い大きな筋肉で、顔を直に下に引っ張っているのが首。たるみの原因に直結している筋肉なので、ケアすれば最も効果を感じやすい部位でもあります。私自身やサロンのお客様の多くも、大きな変化を実感したのが首のコリへのアプローチでした。
実際にエステサロンなどでは、多くの神経が通っている首にはあまり過度な施術を行うことはありません。だからこそ、首のほぐしはセルフケアで行うのがマストなんです。本来、質の良い筋肉は縮こまらず伸び切ってもいない、ふわふわで柔らかい状態。最初のうちは硬いので少し痛いかもしれませんが、徐々にほぐれてくると、伸縮しやすい柔軟な筋肉になっていきますよ。
"ながらケア"で毎日続けられる「超簡単セルフ小顔術」の3ステップ
セルフ小顔術は簡単で即効性があるので、大事な用事がある時はその日の朝にケアするのがおすすめ。全てのケアは3回ずつ行うのが理想的ですが、1回でも十分に効果を実感できます。メイクをする前にスキンケアをしながらほぐすだけで、目の開きや顔のもたつき具合が断然違います。本当に時間のない時は、仕事の合間に気づいたらほぐす、帰宅後にクレンジングをしながらほぐすなど、ちょっとしたすき間時間に行うだけでもOK!大切なのは日々の積み重ね。毎日少しでも手を加えると、徐々に変化していきますよ。
①筋肉を柔らかくする、首前ほぐし【左右1~3回ずつ】
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首をほぐす時のポイントは、小さく細めに手を動かしてほぐすこと。コリッとした硬いところや、痛いなと思う部分は筋肉がこわばっている証拠。イタ気持ちいいなと思う力加減で、念入りに行いましょう。硬い部分を重点的にほぐして、痛さが取れてきたらOKです。
②頬のたるみを引き上げる、首ストレッチ【左右1~3回ずつ】
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首前ほぐしでいったん筋肉が柔らかくなっても、その後伸ばさないとすぐに元通り。しっかりほぐして可動域が広くなった状態でストレッチすれば、縮んでいた筋肉が最大限伸びるようになります。一方向だけでなく、左右、前後と360度ケアするように意識して。鎖骨の下を手でぐっと押さえることで、首の前の部分をより効果的に伸ばすことができますよ。
③小顔に近づく、フェイスライン削り【左右1~3回ずつ】
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フェイスラインのほぐしは、一気にアゴから耳下まで滑らせてしまいがちですが、ゴリゴリと骨を感じながらちょっとずつほぐすのがコツです。最後は耳の下のリンパをプッシュして、詰まりを無くして老廃物を流し切るイメージで。痛すぎると逆に筋肉がこわばってほぐれなくなるので、“イタ気持ち良い”くらいの強さで行うのが大事です。
"しっかり"取り組める日には、さらにプラスしたい「簡単セルフ小顔術」の3ステップを
ゆとりがある日は、“ながら”でできるケアに加えて、3つの“しっかり”ケアをプラスするとより効果を実感できるはず。おすすめは、夜お風呂から出た後にスキンケアと一緒に行うこと。体が温まって血流が良くなった状態でケアすると、より筋肉がほぐれやすく、ストレッチ効果も高まります。“ながら”ケア同様、全てのケアは3回ずつ行うのが理想的ですが、1回でも十分に効果を実感できます。
①食いしばりケアにもなる、顔こりほぐし【左右1~3回ずつ】
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手でクルクルと小さく円を描く際、下がるときには力を抜き、上がるときには少し圧をかけながら常に引き上げるイメージで行うのがポイント。表面より少し奥にある筋肉を感じる程度の、ちょっとへこむくらいの力加減がベストです。その圧で小さく動かすと、肌を摩擦することなくほぐすことができます。頬はストレッチするのが難しい部位なので、ほぐしがとても重要なケアです。
②顔の横幅を小さくする、側頭筋ケア【左右1~3回ずつ】
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首と同じように顔と繋がっていて、たるみに直結しているのが側頭筋。そのため、凝り固まった側頭筋をほぐして引き上げると、フェイスラインの引き締めにも効果的です。盲点になりやすいのが、硬くなりやすくこわばりに気付きづらい耳の上から耳の後ろの部分。その周辺までほぐすことで、頭皮全体がほぐれやすくなります。
③リフトアップさせる、頭皮の引き上げ【左右1~3回ずつ】
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筋肉は、ほぐれて伸びただけでは元に戻りやすいんです。ほぐしとストレッチを行ったら、最後にきちんと引き上げることでリフトアップします。正しい位置に固定するイメージで、引き上げまでセットでしっかり行うことが大切です。
回数にこだわらず、毎日コツコツ続けることで小顔に!
回数に囚われてやらないよりも、ほんの少しの時間でも毎日続けることの方が大切。「どうしても今日はしんどい!」という時は、首のストレッチをやるだけでもその日のコリはほぐれます。毎日継続していると、たるみが戻ってきたとしても100%は元に戻ることはありません。繰り返すことでどんどん良くなっていくのがセルフケア。だからこそコツコツやるのが一番の近道です。毎日のスキンケアに取り入れて習慣化すればこっちのもの。美容医療も、セルフケアでしっかり引き上げた状態で受けると、より一層の効果が期待できると思いますよ!
たるみが気になるライターが1週間試してみた!
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40歳を迎え、ますますたるみやほうれい線が気になっているライター渡部が、“ながら”でできる「超簡単セルフ小顔術」の3ステップを実践しました。仕事や育児などタスクに追われ、毎日丁寧にケアできないのが現実なので、すき間時間を使って簡単に出来るのが嬉しい! スキンケアのついでに、お風呂でクレンジングしながら、デスクワークに疲れたら…など、気づいたタイミングで実践できたので習慣化しやすかったです。日頃の不摂生のせいか、1週間では見た目に顕著な効果はなかったけれど、肩のコリが軽減されて目が軽くなったのを実感。毎日少しでも続けていこうと思います。
撮影/浜村菜月 取材/渡部夕子
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