大草直子さんがリアルにほしい!人気ブランドの2枚のワンピース

3月の『人気スタイリスト・大草直子さんがリアルに一押しするアイテム』をご紹介します!

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DÉPAREILLÉ・ENFOLDのワンピース

デコルテが美しく見えるエンフォルド(右)、バストからウエストにかけてのラインが自然で女性らしいデパリエ(左)。「アピールしたいパーツ」で選ぶのも手です。〈右から〉ワンピース¥83,600(ENFÖLD)ワンピース¥49,500(デパリエ/デパリエ 伊勢丹新宿店)

(右)エンフォルド、(左)デパリエ

◇ 前半戦の甘いディテール、後半戦のシンプル

同じ「ブラックドレスで比較すると、わかりやすいかな」と思い、今号では2着ピックアップしてみました。

44歳までのワンピースと45歳以降のワンピース。人生の前半戦最後から、人生後半戦の始まりまでの、この大切なタイミングをきちんと見極めるのか、ぼんやり見逃すのか、を表しています。わかりやすく言うと、どんどんそぎ落としていく時系列をどう捉えるか。

前半戦はインプットの時間。さまざまな情報をたくさん取り入れて、「盛っていく」。後半戦は逆にアウトプット。今までの自分の生き方や矜持、女性像を表現していくから、服はシンプルになっていっても良いのかな、と思います。

そして、ちょうどホルモンのバランスにより、体調や体型に変化が出てきます。肌の張りもドラスティックに変わる。肉質も赤みが多いみっしりした肉から、サシの入った柔らかいものに――これ、私たちの肉体のたとえです(笑)。

デザイン性のある甘いディテールは赤み肉に似合うし、そして、ゆるみが生まれたジューシーな肉には、シャープなシルエットを、というのが私の持論。ただし、これ、ずっとこのままではなく、45歳くらいを境に、「シンプルが、よりフィットするようになる」と捉えると良いかな、と思います。

そして、甘い服を一生愛したい人は、体を鍛えて、肉の硬さを調整すれば良い。ちょっと難しい話になりましたが、とにもかくにも、(アラウンド)45歳、色々気づく年齢です!

大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。母校の駅伝の応援で、(箱根までは行けないので)みんなで集まる予定。いつもテレビで見ていたので、今から興奮しています(笑)。

撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2025年2月号掲載時のものです。

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