柳原可奈子さん「若いころはメイクに毎日2時間」…39歳2児のママである今やめたこと
柳原可奈子さんの代名詞のひとつといえば、ステージやテレビで見せるバリエーション豊かなメイクの数々。「デビューしてからずっと仕事のメイクも自前なんです」と語り、実際この日の撮影もセルフメイクで登場してくださるほど、公私ともに大のメイク好きなんだとか!そんな柳原さんも、子育て中心の今はすっかり時短重視派に。柳原さんがいろいろ試していきついたメイクのお作法、愛用品について熱く語っていただきました。
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《Profile》
お笑い芸人・タレント。1986年2月3日生まれ。東京都出身。B型。『ショップの店員』『総武線の女子高生』など様々な女性になり切る一人芝居ネタが話題を呼びブレイク。2008年には『第45回ゴールデンアロー賞』新人賞を受賞。現在はフジテレビ『今夜はナゾトレ』、日本テレビ『嗚呼、みんなの動物園』、テレビ東京『THEカラオケ★バトル』レギュラー出演、またNTV『DayDay.』、TBS『ラヴィット!』など数多くのバラエティやCMに出演し活躍中。2019年2月、一般男性と結婚。2019年11月、第一子、2022年11月に第二子を出産。二児の母として、自身のInstagram@yanagihara_kanako_では子育ての様子を発信し、子育て世代からの注目が集まっている。2024年11月『ペアレンティングアワード“ママ部門”』受賞。
若い頃はピンときていなかった下地。大人肌の今こそ欠かせない大事なステップです

若い頃は下地の必要性がいまいちピンときていませんでした。下地を塗らないでファンデーションを塗って、わずかなアラも見逃さずコンシーラーで狙い撃ち。抜け感のないキメッキメの肌が昔は好きだったのであえてそうしていたのですが、家事をしながらのメイクが基本の今、最重要項目はいかに時短で顔を仕上げられるかどうかに。私はいろんな美容系YouTuberさんの動画を見るのが大好きなのですが、皆さん下地がとっても大事だとおっしゃるんですよね。なのでこの1年くらいで一気に買い揃えました。メイクは昔から大好きですが、下地に関してはピカピカの1年生(笑)。今の愛用品に共通している点は、スキンケアのように保湿力が高いというところ。
商品右から順に:
KANEBOのクリームインデイ。しっとりしてて大好き!これを使うと上からメイクをしても肌が全然疲れません。
ポーラのB.Aデイセラムリキッドは、夏場毎日使いました!これを使うと鉄壁の美肌になれるんです。どんなに汗をかいても全く崩れなくて、トーンアップまで叶えてくれます。香りも素晴らしい!B.Aは大人の女性向けのラインかなと思っていたのですが、その良さが肌でわかるようになるなんて、改めて私も大人になったんだなぁと感じます。
ポール&ジョーのプライマーは、テクスチャーやツヤ感がキレイに出る名品。みんなが大好きなのも納得です。
SHISEIDOのリバイタルエッセンススキングロウは冬場に大活躍。SHISEIDOはファンデーションが大好きなので下地はどうなのかな?と思い購入したら大正解でした。全く乾燥しないのでメイクの仕上がりも長持ちします。
コスメデコルテのフローレスリッチグロウプライマーはミーハー買いですね。というのも、美容系YouTuberの中でも特に大好きなヘアメイクの小田切ヒロさんやGeorgeさんや長井かおりさん、美容研究家の大野真理子さんが、みんな口を揃えて「良い!」とおっしゃっていたんです。使ってみるとやっぱり納得で、どんなファンデーションとも相性抜群。下地初心者に一番オススメしたいですね。
クレ・ド・ポー ボーテのヴォワールコレクチュールnは番組のスタッフさんに誕生日プレゼントでいただいたのですが、まさにこれこそが下地にハマるきっかけになった逸品です。香りも良くて、とにかくつけ心地が最高!保湿力の高さはもちろんですが、クレンジングした後に肌が全然疲れていないのがわかって。メイクではありますが、むしろこれを塗ったほうが肌に良いのでは!? と思うほどです。
ファンデを全顔に塗らなくなったら、時短で仕上がりも綺麗でいいことづくめ

実は私、若い頃はメイクに2時間かけていました(笑)。そもそもメイクが大好きだから好んで2時間かけていたのですが、今は家事や育児をしつつだから物理的に時間を捻出できなくて。まず肌に関しては、ファンデーションを塗ってからコンシーラーで細かなアラを一個一個消していく作法をやめました。
そして、ヘアメイクの長井かおりさんにお仕事でご一緒させていただいた際に、あるベースメイク法を教えてもらって、そのおかげで一気に時短になって崩れ知らずにもなり、かつ抜け感も出せるようになったんです!どうやるかというと、まず下地を丁寧に塗った後、ファンデーションを全顔に塗る必要はなくて、人の目がいきやすいゾーンだけに塗るのがポイント。目の下こそがその美肌ゾーンなんです。ツールで登場するのがロージーローザのダイヤ型スポンジ。私は「スーッサッサ」で覚えているんですが、美肌ゾーンにスーッと伸ばしたファンデをスポンジで垂直にタップして馴染ませたら、後はサッサと優しく頬に向けて伸ばすだけ。スポンジに余ったファンデで額などもサッサでおしまい。
コンシーラーは、全顔を仕上げた後によっぽど気になる場合だけに使うようになりました。確かにデイリーメイクだったらそこまで作り込む必要もないですよね(笑)。このやり方のおかげで顔に立体感が出たし、のぺっとした印象からも脱却できました。しかもファンデが軽い分崩れにくいし、仕上がりが綺麗なんですよね。
ポイントメイクもどんどん時短に!早く“柳原可奈子”になれると快感を覚えます

ポイントメイクも最近どんどん早くなっていきますね。デビュー時から基本的にメイクは自分でしていますが、随分作法が変わりました。
例えば眉はペンシルなどで描く前に眉マスカラを塗ってある程度形を作っちゃう。そして足らないところだけペンシルなどで描き足しています。Fujikoの眉マスカラが使いやすくて大好き。アイシャドウは、最近涙袋メイクが流行っているので、下まぶたに合うかどうか、が選定ポイントになりました。時間があるときはパレットでメイクしますが、近所に買い物に行くくらいだったら単色でササッと。今はモーヴ系のカラーが私の中でトレンドです。アイライナーも変わりましたねぇ。昔は黒一択でパキッとキメるのが好きでしたが、今は失敗してもボカしで誤魔化せるブラウンやベージュ、グレー系を重宝。私、黒いアイライナーは「本番」、誤魔化せるアイライナーは「ゲネ」って呼んでるんです(笑)。ゲネはリハーサルだったりするので、そういう感覚で使えるカラーがスタメン。まつ毛は、昔は1本1本気にして「盛れないんだけど!」とか言いながら躍起になっていたのに、マスカラはあらかじめ下地でありながらきちんと色もつくものを使って秒単位で終了。チークは万能なコーラルを。
そんなこんなで、日々時短メイクの記録を更新中。若い頃はメイクをしながら徐々に仕事モードに入っていく時間の流れが好きだったのですが、今は早くメイクを仕上げないと落ち着かなくなりました。メイクを早く終え、残った時間でコーヒーを飲んだり、マニキュアを塗ったり、考えごとをしたり、おかずをもう一品作ったり…、何か他のことができたりすると心の余裕になるんですよね。時短で仕事モードの柳原可奈子になれると達成感というか快感を覚えるようになって、それがまたメイク愛に繋がっています。
撮影/KAZUYUKI EBISAWA(makiura office) 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希
※衣装はすべて本人私物
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