——キャリアや年齢を重ねる中で、仕事観の変化はありますか？
僕はあまり変わっていないですね。この世界は特殊で、光が当たる部分もあれば、そうではない部分もある。その中で、常に自分に正直にいることは意識してキャリアを重ねてきました。デビューして7年が経ち29歳になり、やりたいことも明確になってきて世界も広がっています。北人も言っていましたが、経験を積んで視野も広げて、変化を恐れずに挑戦し続けたい気持ちがさらに高まっています。

——CLASSY.読者の中には、壁にぶつかったり、失敗をして、自信を失う人も少なくありません。神谷さんはそんな場面にどう向き合っていますか？
向き合おうとした結果、落ちるところまでとことん落ちます。「よしっ！」と無理に前向きになるようなことはせずに、「どう足掻いても無駄だ」と、自分の限界を知って落ち切ったところから、また頑張る。僕自身、歌ったり、踊ったり、自分の身体を動かして発信することが好きだし、そのパフォーマンスで多くの方に喜んでいただけることがうれしい。今は、もっと上を目指して、自分が考える理想のエンターテインメントを叶える、という目標に向かっている段階。悩んだり落ち込んだりしたときは、その目標に立ち返ることも意識しています。

——一緒に働いていて「この人、シゴデキだな」と思うのは、どんな人ですか?
効率よく物事を進めるために、気を遣える人。あとは、与えられた仕事だけでなく、一歩先を考えられる人は素敵だな、と。想像力と気遣い力のある人と働くことで、みんなで一緒に成長できると思っています。