三山凌輝さん(25)「人生は逆算だと思って、生き方に本気で向き合っています」

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俳優、アーティストの両面で注目を集め、2月7日公開の映画『誰よりも強く抱きしめて』では主演を務める三山凌輝さん。俳優としての想いについて語っていただいた前回に続き、現在25歳の三山さんがこだわる仕事や人生への向き合い方について、お話をうかがいました。

Profile

1999年4月26日生まれ。愛知県出身。俳優。BE:FIRST のメンバーRYOKIとしても活躍。2023年出演のドラマ「生理のおじさんとその娘」はギャラクシー賞の奨励賞を受賞。2024年はNHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演。今回の映画では主演を務める。

自分にとっての「大事なこと」や「幸せ」の優先順位に敏感でいたい

――映画のタイトルは『誰よりもつよく抱きしめて』ですが、三山さんが「誰よりもつよく」こだわっていることは何ですか?

生き方です。「自分がどういうふうに生きていきたいのか」をいつも考えています。自分の生き方に対して「自分の人生で何が大事なのか」を常に探しているし「本質的な幸せってなんなんだろう」という問いが自分の人生のテーマの一つにあります。人生は逆算だと思っているので、その「大事なもの」や「幸せ」に向かっていくイメージです。

今、芸能活動をしている中でも、何か一つクリアしたとして、さらに人生は続きます。「これからどういう生き方をしていきたいのか」「どういう幸せがほしいんだろうか」と考えたり、自分が思う生き方と今の環境や状況を比較して「今は何を幸せと感じられているのか」「足りないものは何なのか」と、自分にとって自問自答し続ける。そうすることで、環境が変化していく中での自分の優先順位だったりとか、自分が何を本当に幸せだと思うのかが、より浮き彫りになってくるのが人生だと思います。それが浮き彫りになってくると「数年後こうしていきたい」という大目的に向かって、自分の人生の軸はブレないわけです。この大目的が絶対に不可欠です

あとは、今の状況で納得しているものと、納得していないものがある時に、納得していないものに目を向けて、向き合うことも大切。環境を変えていくのか、改善するのか、しっかり考えて向き合う。

どういう風に目の前の課題に対処し次のステップに行くのか、手段を考えることが常に必要だと思っています。「自分が何を優先して、どんな時間を作りたいのかな」とか、「何をもって本質的な豊かさだととらえるのかな」というのは、その時の環境や状況次第で、優先順位が変わってくるんですよね。そこについて、自分の中で常に敏感でいたいと思っています。それが自分の生き方へのこだわりです。

周りの人を幸せにするためには、自分自身が幸せでなければいけない

――生き方に本気で向き合う三山さんが、今後はどんな生き方をされるのか、とても気になります。

一度きりの人生なので、せっかくの自分のキャリアは無駄にしたくないし、次に活かしたいと思っています。今の自分の環境は自分の人生にとって豊かになるものだと思っていますし、より豊かにできるかは自分次第だと思っています。

今後、どういう活動をしていくのか、どういう人生を歩んでいくのかというのは常に考えています。次のステップで、どれくらいやるのかなとか。いざ、そうなってみないとわからない部分もいっぱいあります。あくまでも想像や計画上ですが、極力、確度が高くなるようにと考えながら生きていくのが面白いと思っています。それに向けての逆算と、幸せであり続けることが大事。

周りの人を幸せにするためには、自分自身が幸せでないといけないベストなパフォーマンスで周りを幸せにするに肝心なことだと思うんです。それが僕の中ではもう一つのテーマかもしれません。エンターテイメントの仕事も、それ以外のことも、ちゃんと軸を持って「自分の幸せも大切にする」ということをちゃんと提示していくことによって、新しい時代の価値観を示したいとも思っています。

Information

映画『誰よりもつよく抱きしめて』

感動必至の純愛小説として話題となった新堂冬樹の同名小説を映画化。誰もが一度は味わったことがある、愛することの無力さやもどかしさに共感し胸を締め付けられる、切なくも美しい物語。共演に久保史緒里(乃木坂46)、ファン・チャンソン(2PM)。監督は『ミッドナイトスワン』の内田英治。主題歌となるBE:FIRSTの『誰よりも』は、三山さんが作詞にも参加している。
2025年2月7日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

撮影/You Ishii 取材/加藤みれい 構成/越知恭子