鈴木えみさん(39)が、母になっても大切にしているオシャレの考え方とは

ずっとブレない自分軸で生きている──。それが私たちSTORY世代が憧れる鈴木えみさん。〝自分の好き〟はとことん貫きつつ、枠を広げるために、流れに合わせて、しなやかに新しいものにチャレンジしていく「フッ軽さ」をファッションとともに読み解きます。

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鈴木えみさんプロフィール

39歳。10代からモデルとして活躍し、現在は自身のファッションブランドを展開する他、性教育プロジェクトを推進するなど幅広く活動。

新しい扉が開くと ファッションも変わる

◇ 愛おしい飼い猫の影響で、 いつしかグレーの虜に

ここ1年は性教育プロジェクトの立ち上げなど、活動の場を広げて環境を変化させてきたこともあって、ファッションにも新しい要素を取り入れるように。黒だと印象が強すぎるけれど、ネイビーは真面目になりすぎてしっくりこないと感じた時に、惹かれ始めたのがグレー。背筋が伸びる黒とは違って、柔らかい印象になりたい時に取り入れています。

好きになったきっかけは、完全に飼い猫の影響。4匹の中で下の2匹がグレーの毛色で、無意識にその面影を求めている自分がいます。今日のニットは、カラーだけでなくふわふわの毛質までうちの子! グレーを着ると猫への思いが溢れるので、いつも以上に優しい表情になっているはずです(笑)。

ゆるっとしたリラクシーなニットを着るときは、ボトムスをタイトにしたり、肌見せするなど、どこかに女性らしさやエッジィさをプラスするのがマイルール。計算し尽くしたギャップのあるサイズ感を組み合わせて、スタンダードなシルエットを回避。計算された意思のある“ゆるさ”を楽しんでいます。

ニット¥49,500(カオス/カオス丸の内)スカート¥68,200(アレキサンダーワン)

「母だから」と 変えなくちゃいけないこと なんて、ない

◇ 運動会でも大活躍したメゾン マルジェラは、私の相棒的存在

足元は常にヒール。私の足に合っているのか、ぺたんこ靴よりも疲れないんです。ただ、子育て中の今はピンヒールではなく、安定感抜群のマルジェラのチャンキーヒールに移行(笑)。マルジェラは体の一部と言って良いほど足の形にフィットするので、欠かせない相棒のような存在です。しかもマルジェラなら、ヒールで走ってもノンストレス! その昔、娘の運動会の借り物競争に7cmのヒールで急遽出場することになって、なんと優勝しました。母になっても好きなものを貫く姿勢はブレませんが、環境の変化に応じたマイナーチェンジは大切。思い切り走れるマルジェラのチャンキーヒールには助けられていますね。

ワードローブに欠かせないメゾン マルジェラのシューズは、ブーツやサボなど色々なタイプを10足ほどコレクション。ブルーデニムを穿く時は、同色のデニムジャケットでセットアップ風に着こなして、モードに寄せるのが定番。足元の肌見せでレディな印象も忘れない。

ジャケット¥364,100パンツ¥242,000バッグ¥346,500シューズ¥196,900(すべてメゾン マルジェラ/マルジェラ ジャパン クライアントサービス)タンクトップ/スタイリスト私物

撮影/菊地 史(impress+) モデル/鈴木えみ ヘア・メーク/河嶋 希(io) スタイリスト/竹村はま子 取材/渡部夕子  ※情報は2025年2月号掲載時のものです。

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